猫用のトイレには通常タイプとシステムトイレタイプがありますが、近年システムトイレを使うオーナーさんが増加しています。
システムトイレとは、簡単に言えばトイレ掃除が1週間に一度でOKなどお掃除が簡単に済むよう設計されたもの。
我が家はずっと一般的な猫トイレ(固まる砂タイプ)を使っていましたが、ここ最近システムトイレへ切り替えてお掃除が格段に楽になったので、みなさんと共有してトイレのお手入れの負担を少しでも軽くできればと思います。
本記事では、私がシステムトイレを選ぶ際に気になった点を詳しくご紹介していきますので、ぜひ購入の参考にしてみてくださいね。
システムトイレのメリット・デメリット
システムトイレのメリットは、
▶お掃除が簡単
▶おしっこの砂をその都度捨てる必要がない
▶猫の足が汚れるのを防ぐ
▶消臭効果が高い
など、良いこと尽くしです。
逆にデメリットはと言うと…
▶ランニングコストが高い
▶猫によっては使ってくれないケースがある
多少コストは掛かっても、手間と時間をかけずに済むならそれはプラスにもなり得ますよね。
ただし長年一般的なトイレを使っている猫の場合は、システムトイレに慣れず使ってくれない…なんてことも。
システムトイレに限らず、トイレの切り替えはとてもデリケートな問題です。
トイレの切り替えに関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますので参考にしてみて下さい。
システムトイレの使い方
システムトイレはおしっこを吸収する砂、すのこ状の中板、おしっこを吸収するシート、シートを引くトレーで構成されています。
猫がおしっこをすると撥水加工された砂が臭いを吸着し、おしっこはすのこから受け皿へ落ちてシートへ吸収されます。
システムトイレに使用される砂やシートは高い消臭効果を持っているものが多く、およそ1週間ごとに砂とシートを取り換えるだけで清潔にトイレを保つことができるという仕組みです。
システムトイレの人気2種を比較
システムトイレには様々な種類がありますが、本記事では特に人気の高い
ユニ・チャームペット「デオトイレ」
花王「ニャンとも清潔トイレ」
を比較していきます。
比較対象は、砂の飛び散りや臭いを防ぐことができる人気のドーム型です。
各項目ごとの比較表はこちら。
デオトイレ | ニャンとも | |
型 | ドーム型 (スライドカバー) | ドーム型 |
セット内容 | 本体 サンド2L シート4枚 専用スコップ | 本体 チップ2.5L シート4枚 専用スコップ |
本体セット価格 | 約2,165円 | 約3,379円 |
本体材質 | ポリプロピレン | ポリプロピレン |
本体サイズ | 高さ:約43cm 幅:約40.5cm 奥行:約54cm | 高さ:約43cm 幅:約40cm 奥行:約55cm |
入口高さ | 約15cm | 約13.5cm |
トレーサイズ | 高さ:約2.5cm 幅:約25cm 奥行:約52.5cm | 高さ:約3.5cm 幅:約30cm 奥行:約55cm |
すのこ部分サイズ | 約29×18cm | 約33×25cm |
カラー | ナチュラルアイボリー ダークグレー | ライトベージュ ブラウン ※Amazon限定カラーあり |
純正シート表面色 | 白色 | 白色 |
純正砂の材質 | ゼオライト シリカゲル ※緑茶成分入りのみパルプ | 木材 |
シートサイズ (外寸) | 43cm×29cm | 45cm×35cm |
トレー前後入替 | できる | できる |
パーツ販売 | なし | あり |
ランニングコストを比較するとこのようになります。
※全て純正製品を使った場合
大きな価格差はありませんが、少しだけデオトイレの方が安いですね。
デオトイレ | ニャンとも | |
純正砂価格 | 2L/585円 1Lあたり:293円 | 2.5L/583円 1Lあたり:233円 |
砂交換頻度 | 1ヶ月 | 1.5ヶ月 |
純正シート価格 | 消臭・抗菌シート 4枚入/367円 (1枚あたり:92円) | 脱臭・抗菌シート 4枚入/497円 (1枚あたり:124円) |
シート交換頻度 | 1週間 | 1週間 |
ランニングコスト (1ヶ月想定) | サンド:585円 シート:367円 合計:952円 | チップ:583円 シート:497円 合計:1,080円 |
各メーカーのラインナップ
続いて、各メーカーごとに砂・シートを数種類販売しているのでこちらも一覧にまとめました。
デオトイレ | ||||
シート | 枚数 | サンド | サンド材質 | 内容量 |
消臭・抗菌シート | 4枚 | 消臭サンド | シリカゲル | 4L |
ふんわり香る 消臭・抗菌シート ナチュラルガーデンの香り | 10枚 | 飛び散らない 消臭・抗菌サンド | ゼオライト シリカゲル | 2L |
ふんわり香る 消臭・抗菌シート ナチュラルソープの香り | 10枚 | 飛び散らない 緑茶成分入り消臭サンド | パルプ 防臭剤 緑茶成分 | 2L |
複数ねこ用 消臭・抗菌シート | 8枚 | ふんわり香る 消臭・抗菌サンド ホワイトフローラルの香り | ゼオライト シリカゲル 香料マイクロカプセル | 3.8L |
ふんわり香る 消臭・抗菌サンド ナチュラルグリーンの香り | ゼオライト シリカゲル 香料マイクロカプセル | 3.8L |
ニャンとも | ||||
シート | 枚数 | サンド | サンド材質 | 内容量 |
脱臭・抗菌 シート | 8枚、4枚 | 脱臭・抗菌チップ (飛び散らない 大きめの粒) | 木材 はっ水剤 脱臭剤 | 2.5L、4L |
脱臭・抗菌 シート (複数猫用) | 6枚 | 脱臭・抗菌チップ (砂かきしやすい 小さめの粒) | 木材 はっ水剤 脱臭剤 | 2.5L |
脱臭・抗菌チップ (猫ちゃんも慣れやすい 極小の粒) | 木材 はっ水剤 脱臭剤 | 2.5L | ||
マット | 枚数 | |||
脱臭・抗菌 マット | 6枚 |
ニャンとも清潔トイレのおすすめポイント
【本体】
トレーが広くて深い
入口の高さが出入りしやすい設計
カラーが豊富でインテリアに合わせて選べる
パーツごとに買い替えができる(ハーフタイプからドームタイプへの変更も可)
本体に底があるのでサンドがこぼれない
【チップ】
猫の好みに合わせて粒の大きさを選ぶことができる
デオトイレのおすすめポイント
【本体】
上部スライドでお掃除の際に取り外す必要がない
ドームタイプに慣れるまで上部を開放しておける
【サンド&シート】
好みの香りが選べる
サンド・シート共に消臭効果が高いとの口コミ多数
結局どちらを買うべき?
さて、ここまで徹底的に比較してきましたが、結局のところどっちを買えばいいの?とお考えのあなた!
ずばり、どちらにも良いところがありどちらを選んでも間違いはありません!
ちなみに私は迷いに迷って「デオトイレ」を購入しました。
ここからは実際に使ってみて良いと感じた点・悪いと感じた点をご紹介していきます。
個人的な意見になりますので、参考程度にお聞きください。
私がデオトイレを選んだ理由&使ってみて分かったこと
デオトイレに軍配が上がった理由は、上部がスライド式であることという1点のみです。
我が家は人間のトイレに猫トイレを置いているのですが、お世辞にも広いとは言えません。
お掃除する際にニャンとも清潔トイレは上部をパカッと持ち上げて外す必要があるのですが、そのスペースがない&トイレの床に置くのは少し不衛生な気がするという点を考慮して、お掃除しやすく省スペースのデオトイレを選びました。
デオトイレを実際に使ってみて分かった良い点と悪い点は、
【良い点】
▶ドームタイプのトイレが初めての猫は、慣れるまで半ドームタイプにして使える
▶お掃除やウンチチェックの際にスライドさせるだけなので楽チン
【悪い点】
▶トレーの深さはもう少し欲しかった
▶本体に底がないので、トレーを引き出すと床が汚れる可能性あり
実のところスライドオープンタイプという点以外では、ニャンとも清潔トイレの方がおすすめポイントは多いです。(トレーが大きい、すのこ部分が広いなど)
また、デオトイレは本体に底がない(トレーが底の役割をしているので引き出すと底なし状態になる)ので、トイレの下にシートやマットを引いておく方が良いかなと思います。
悪い点を含めてもデオトイレに大きな不満はありませんが、総合的に見るとニャンとも清潔トイレの方がおすすめです。
システムトイレで猫も飼い主も快適に♪
いかがでしたでしょうか。システムトイレを一度使うと元のトイレはもう考えられない!というほど、システムトイレにはたくさんのメリットがあります。
今回ご紹介した2種以外にもたくさんのシステムトイレが販売されていますが、ロングセラーの理由はやはりあります。
絶対に失敗したくない!という方はこの2種の中から選べば間違いないですよ!
ぜひシステムトイレを購入して今よりももっと快適な猫ライフを送りましょう!