猫を飼うことが決まり、家にやってくる日も決まった!
さて、迎え入れる準備や必要なものはしっかりと揃っているでしょうか?
この記事では、子猫をお迎えする前日~当日の過ごし方についてご紹介したいと思います。
間違った方法をとってしまわないよう、飼い主であるあなたが知っておくべきことをお伝えしますので、ぜひしっかり読んでいってくださいね!
猫をお迎えする前日までにしておくべき準備
まずはじめに、猫がお家に来る前日までにやっておきたいことです。
・猫とコミュニケーションを取っておく
猫と会うことができるのであれば、なるべく回数を重ねておきましょう。会う時には自分のにおいがついたもの(ハンカチなど)を渡しておくのもいいですね。
自分のにおいを覚えておいてもらうことで、少なからず猫に安心感を与えることができます。
・必ず準備しておくもの
キャリーバック(1,000円程度~)
トイレ(本体1,000円程度~、猫砂500円程度~)
ご飯・水入れ(各100円~)
ご飯 ※ご飯を変えると食べない場合があるので、できれば元々食べていたものと同じ種類が好ましい
・あると良いもの
ケージ(3,000円程度~)
必要なものを準備するのに、最低でも5,000円は見ておきましょう。
キャリーバッグは安いもので1,000円程度からありますが、サイズが小さいものもあるので要チェック。成猫になってからはもちろん、災害時などにも役立つものですのでなるべくしっかりした作りのもを選んでくださいね。
当日の過ごし方
いよいよ猫を迎える当日。この日はできるだけ1日中お家に居ることができる日を選びましょう。
特に一人暮らしの場合、いきなり知らない部屋で子猫を独りきりにするのは絶対にやめて下さいね。
また、引き取りの際にはブリーダーさんや保護団体の方から下記の2つを貰うようにしましょう
①これまで使っていたトイレの猫砂(少量でOK!)
トイレのしつけの際にあると非常に良いです
②子猫や親猫のにおいが付いた毛布や敷物など
あると子猫が安心できるので、不安からくる夜泣きなどを和らげてくれます
どちらもできればOKですが、殆どの場合快くいただけると思いますので、ぜひ伝えてみましょう。
夜泣きの原因と対策
生後間もない子猫は、母猫や飼い主さんから離れると寂しさや不安から夜泣きをすることがあります。
特にペットショップで買ってきたばかりの子猫や、保健所などから保護してきた子猫は、見知らぬ環境で心細さを感じやすく、夜泣きを繰り返す傾向が強いです。
筆者の場合も夜泣きは家に来てから数週間、毎晩のようにありました。
絶対にうるさい!などと叱ったりせず、安心感を与えてあげるようにしてあげて下さいね。そうすることで徐々に減っていくでしょう。
自宅へ連れてくるときの注意点
自宅へ連れて来るときは、必ず安全に移動できるようにキャリーバッグを持っていきましょう。
慣れない場所に行くと、猫は怖がって暴れたり、逃げたりすることもあります。
また、車内で自由に動き回れるようにすると、危ない場所に潜り込んでしまう可能性もあります。
どれだけ近い距離でも、絶対にキャリーバックもしくは代用品を持っていくようにしてくださいね。
自宅に到着!まずは子猫に安心できる場所を作る
自宅に着いたらトイレとベッド、キャリーバッグが入る大きさのケージにキャリーバッグごとケージに入れてから開けてください。
キャリーバックを開けて子猫が自分から出てくるのを待ちましょう。むやみに呼びかけたり、無理やり引き出したりするのはNGで、少し離れた位置で静かに見守っていると良いでしょう。
しばらくするとキャリーバックから恐る恐る出てきます。
また、トイレには事前に分けてもらった猫砂を混ぜておくと「ここがトイレなんだ」ということがすぐに分かるので◎。
数日~1週間くらいはケージ内で生活させて、ケージの中は「自分のテリトリー=安全な場所」だということを認識させることが大切です。
これでお家の中に猫の居場所ができたので、ひとまず安心です。
ケージが用意できない場合は「安全な室内を作ろう」までスキップ!
トイレのしつけはすぐにする
ケージの中で過ごす間にトイレを覚えさせます。
自宅に来る前にトイレを覚えていることもありますが、環境が変わるので改めて問題なくトイレで用が足せるか確認するようにしましょう。
トイレを覚えていない猫ちゃんの場合はトイレに行きたそうにそわそわしているのを見かけた時に抱っこしてトイレに入れてあげましょう。
ほとんどの場合、一度トイレの場所を覚えたらその後はトイレでしか用を足さないのでしつけはこれだけでOKです。
※猫の砂掛けは本能なので教えなくても自然にします
ケージ内で猫が過ごしやすい環境を作る
猫は寒いのも騒がしいのもあまり好みません。とにかく静かで暖かい環境を作ってあげるようにしましょう。
ご飯は年齢に合ったものを与えて下さい。お迎えするまでに食べていた物と同じ種類だと猫も警戒せず食べることができます。
いよいよケージから出してみる
ケージ生活から数日、新しい生活にも慣れてきたころです。そろそろケージから出してみましょう。
ケージの扉を開放して、猫が自分から出てくるのを待ちます。
無理やり出してもケージに逆戻りしてしまうだけなので、少し時間は掛かるかもしれませんが自然に出てくるまで根気よく待ってあげてくださいね。
安全な室内を作ろう
猫がケージから出てきたら、入念なにおいチェックがはじまります。これは自分にとって危険がないかどうかの確認作業なので、邪魔をせずに気の済むまでやらせてあげてください。
興味を持って部屋中の色々な場所を歩き回るので、室内は必ずきれいに掃除しておき、誤飲しそうな細かなものやケーブルなど危険なものが猫の手に触れないようにしておきましょう。
特にケーブルを噛んでしまう猫は多いのでしっかりと対策をしておきましょう。例えばケーブル類はスパイラルチューブを巻いておくなどしておくと良いですね。
また、高いところに上るのが好きなので登られたくない場所は封鎖しておきましょう。
ただし、猫にとっての興味の対象は猫の個性にも左右されます。考えられる危険性は全て排除したうえで、自分の目の届く範囲内で自由にさせてあげましょう。
※ケージが用意できない場合は、お家の中の一部屋をケージ代わりにして、しばらくの間はその部屋の中だけで生活させるようにします。この時必ず前述した部屋作りをするようにしてください。
部屋→ケージ→キャリーバッグを自由に行き来できるようにしておく
部屋とケージを自由に行き来できるように開放しておくと、自然にケージの外も安心できる場所になります。
また、猫を迎えに行った時のキャリーバッグはいつでも開放して入れるようにしておくのがおすすめ。
キャリーバッグはこれから健康診断や予防接種などで病院に行くときの必須アイテム。
いざキャリーバッグに入ってもらう時に嫌がってなかなか入ってくれないこともありますが、普段から部屋に置いておくことでキャリーバッグに対する警戒心が無くなります。
最近では部屋の中に置いておいても不自然じゃない、ベッド型のキャリーバッグなども販売されていますのでぜひチェックしてみて下さいね。
まとめ
最後に、これから新しく猫との生活を始める新米飼い主さんへ。
猫との生活はトライ&エラーの繰り返しで中々自分が思う通りにいかないことも多いと思います。実際私も猫と生活することで諦めたことや大変になったこともあります。
それでも猫との生活をやめないのは、それに勝る幸福感を猫が与えてくれるからです。
それでも後悔したり途中で投げ出したりする人は少なからず居ます。皆さんはそんなことにならないよう、事前につけられるだけの知識はつけておいてくださいね。