猫にとって食事は、日々の生活の中で最も楽しみな時間と言っても過言ではありません。
そんなご飯の時間を楽しみにしている愛猫に、気持ちの良い食事タイムを提供してあげたいのが飼い主ゴコロです。
そこで今回は、猫がご飯を食べる食器の洗い方について解説していきます。
- 食器にすぐ発生してしまうぬめりは何なのか?
- ぬめりは放っておいて大丈夫なのか?
- 人間用の食器洗剤を使用することに健康的な害はないのか?
など、気になるポイントをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
猫の食器にあらわれる「ぬめり」の正体とは?
猫が食事を終えたあとの食器を触ったらヌメヌメしている、なんてことは良くあります。
このぬめりの正体は、微生物の集合体であるバイオフィルムです。
バイオフィルムは例えばキッチンやお風呂などの水まわり、人間の口のなかにある歯垢など、私たちの生活に密接したもの。
ペットの食器に発生したからと言って、健康に害を及ぼす存在ではありません。
とは言え、そのままにしておくのは気持ちの良いものではありませんよね。
猫の食器を正しく洗う4つの方法
さてここからは、先述したぬめりを除去する方法や、猫の食器の正しい洗い方についてお話していきます。
①人間用の食器洗剤を使用するのは控える
人間用の食器洗剤をペットの食器に使うことに大きな問題はありません。
ただし、健康に害がないというだけです。
人間用の食器洗剤には柑橘系の香りがついた商品が多く販売されています。
柑橘系の香りは多くの猫が嫌う香り。
人間には感知できない香りであっても、人間よりも嗅覚が強い猫にとっては楽しい食事の妨げになってしまうかもしれません。
人間用の食器洗剤を使用する場合は、無香料のものを選び、すすぎ残しにも注意しましょう。
②食器を洗うスポンジを分ける
猫の食器と人間の食器を洗うとき、同じスポンジを使うのはやめましょう。
いちいち分けるのは少し面倒に感じるかもしれませんが、
共有していると
- 人間用の洗剤を直接使っていなくてもにおい移りの可能性がある
- 猫の唾液に含まれる成分によって「人獣共通感染症」の恐れがある
など、どちらにとってもデメリットしかありません。
③食器は食事のたびに洗う
皆さんのお家では猫の食器をどれくらいの頻度で洗っていますか?
見た目だけで判断すると、ドライフードを入れただけであれば1週間や2週間程度そのままでも対して汚れていないだろう、と思いがちです。
しかし、食事の際に付着した猫の唾液から菌が繁殖してしまうため、実際には清潔な状態ではないかもしれません。
ご飯を食べ終えたら毎回食器は洗うようにしましょう。
そうすることでいつもキレイな食器で猫にご飯をあげることができます。
④可能なら週に1度は煮沸消毒を
毎日食器を洗っていても、目には見えない雑菌が残っている場合があります。
雑菌を全てクリアにするためには、週に1~2度の煮沸消毒をするのがおすすめです。
特にプラスチックの容器を食器として使っている場合は注意が必要です。
プラスチックは傷がつきやすい素材のため、傷から雑菌が入り込み、洗うだけでは取れない状態になっているかもしれません。
一番のおすすめは陶器製の食器を使うこと。
陶器製であれば傷がつきにくく煮沸消毒も可能なので、お手入れのしやすさはピカイチです。
また、電子レンジに対応している商品がほとんどなので、食器に水を入れてレンジで温めるだけで簡単に煮沸消毒と同じ効果を得ることができますよ。
ペットOKのおすすめ食器洗剤4つ
ペット向けの食器洗剤には、
- 香料が入っていない
- 着色料が入っていない
- 無添加の原料でできている
- ぬめりが取れやすい成分が配合されている
など、人間用にはないメリットがたくさんあります。
ここからはおすすめのペット用食器洗剤を3つご紹介します。
サラピカ
成分 パーム油、パーム核油、クエン酸、トコフェロール、シルバーコロイド、精製水
ファミリア(familia)
成分 精製水、石ケン素地(ヤシ油、パーム油)脂肪酸ジエタノー ルアミド、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液、シル バーコロイド、クエン酸、トコフィロール
キッチンバブル
成分 パーム油、パーム核油、クエン酸、リンゴ酸、トコフェロール(天然ビタミンE)、精製水
まとめ
以上、猫の食器の洗い方についてご紹介しました。
ぬめりは水だけで洗い流すのは難しいので、ぜひ今回ご紹介したペット用の食器洗剤を使ってみて下さいね。
猫にとっての楽しい時間を邪魔しないために、食器の扱いにも十分気を付けていきましょう。
↓我が家での食器の扱い↓
洗剤:重曹
スポンジ:小さいメラミンスポンジ
頻度:毎食後
煮沸消毒:週1回程度(電子レンジ使用)