
猫はデリケートな動物で、吐き戻しや一時的な下痢は珍しくありません。
しかし下痢や嘔吐が繰り返し続く場合は要注意。
放置すると栄養不足や脱水を招き、猫の体に大きな負担をかけてしまいます。
本記事では放置のリスクと治療の流れ、さらに症状改善に役立った療法食「ロイヤルカナン 低分子プロテイン」をご紹介します。
猫の下痢・嘔吐を放置するとどうなる?
- 体重が減少し、痩せ細る
- 脱水症状で点滴治療が必要になる
- 炎症が慢性化し腸の機能が弱る
実際に、ある飼い主さんが「胃腸が弱い体質」と思い込んで放置した結果、猫は重度の脱水と体重減少で入院。回復に長期間を要した例もあります。
病院で行う検査と診断
「なにかおかしいな」と思ったら放置せず、動物病院で早めに検査を受けましょう。
病院では以下のような検査を行ないます。
- 血液検査:炎症や臓器の異常を確認
- レントゲン:異物や腸管の異常をチェック
- エコー:腸の厚みや炎症の有無を観察
こうした診断で「慢性胃腸炎か?」「食物アレルギーか?」を判断できます。
猫の下痢・嘔吐にかかる検査費用の目安
猫の下痢や嘔吐の原因を特定するためには、動物病院での検査が必要です。以下は一般的な費用の目安です(地域や病院によって異なります)。
検査内容 | 費用の目安 |
---|---|
初診料 | 1,000〜2,000円 |
血液検査 | 5,000〜10,000円 |
レントゲン検査 | 5,000〜8,000円 |
エコー検査 | 5,000〜10,000円 |
便検査 | 1,000〜3,000円 |
症状によっては複数の検査を組み合わせるため、合計で1〜3万円程度かかるケースが一般的です。早期に検査することで不要な通院や治療費を抑えられるので、気になる症状があれば早めに受診しましょう。
治療の流れ|我が家の体験談
私の猫は次の治療ステップで改善しました。
① ステロイド投与で炎症を抑える
炎症が強い状態ではフードを変えても効果が出にくいため、まず薬で腸を落ち着けます。
② 療法食に切り替える
ステロイド投与と並行して、病院でもらったサンプルを試しました。
ヒルズ2種類、ロイヤルカナン2種類があり、食いつきや症状の改善具合を見てアレルゲンを避けた現在のフードに完全移行。これにより体調が安定しました。
療法食はサンプルから試せる
「食べなかったらどうしよう…」と不安な方も多いはず。安心してください。多くの病院では無料や少量のサンプルを配布しています。まずはお試ししてから購入できるので安心です。
おすすめ療法食:ロイヤルカナン 低分子プロテイン

ロイヤルカナン 低分子プロテインは世界中の動物病院で取り扱われる信頼の療法食です。
- アレルゲンとなるタンパク質を加水分解し反応を起こしにくい
- 消化吸収に優れ、胃腸にやさしい
- 動物病院や認証通販サイトで購入可能
実際に切り替えてから、我が家の猫は下痢・嘔吐がほぼ消失し、毛並みや体重が回復しました。
購入方法と注意点
療法食はペットショップでは購入できません。
- 動物病院で直接購入
- 獣医師認証が必要な通販サイトで購入
ロイヤルカナン 低分子プロテインは通販でも買えますが、必ずかかりつけ病院の登録が必要です。
まとめ|早めの対処で猫の未来が変わる
猫の下痢・嘔吐は「体質」ではなく治療やフード選びで改善できる可能性が高いです。放置は危険!
- 病院で検査・診断を受ける
- ステロイドで炎症を落ち着ける
- サンプルで療法食を試す
- 通販で継続的に購入